今年に入ってから活動を活発化させている規制派団体・ECPAT/ストップ子ども買春の会が14日、与野党の国会議員を招いて児童ポルノ禁止法についての集会を開きました。この集会では撮影・録音・パソコンの使用が禁止され、また漫画・アニメ・ゲームの規制に反対している団体関係者の傍聴が一切認められなかったという事です。
「バーチャルな児童ポルノと子どもの相関関係を示している文献があれば、教えてほしい」という質問も。対する(ECPAT側の)答えは「残念ながら、明確なものは存在しない」
「相関関係も因果関係も証明されていないが、とにかく法規制して漫画家と読者に刑罰を科せ」というわけですね、わかります(ECPATはスウェーデンのように非実在青少年の性描写が含まれた漫画単行本の単純所持も禁止するよう与野党に要求しています)。
自民党のあべ俊子衆院議員「民主党の中に表現の自由などを主張される方がいる。その方々をみんなで嗅ぎつけて、いま裏の人間関係を含めて調整している」
これはつまり漫画などを法規制の網にかける自民党と公明党の児童ポルノ禁止法改正案を真っ当な手段で成立させる事は難しいので裏工作をしていくという意味でしょうか?
◆ 「理不尽な条例で表現の自由を脅かしてる人たちに「君の脚本はスバラシイね!」と言われて俺は素直に喜んでいいのかどうか大変悩んでる」(虚淵玄氏/脚本家)
「東京都がアニメ脚本家としての俺を大いに褒めてくれるんだそうだ。が、なんか理不尽な条例で表現の自由を脅かしてる人たちに「君の脚本はスバラシイね!」と言われて、俺は素直に喜んでいいのかどうか大変悩んでる。こっちの都合で受賞の辞退とかできる賞でもないらしく、もう告知もされちゃった」
◆ 虚淵玄さんが東京都へ対するメッセージを募集
◆ 規制反対派団体「うぐいすリボン」がNPO認証申請中
静岡大学法科大学院教授などが役員に。
◆ 暴力ゲームと若者の破壊衝動は無関係…テキサスA&M大学の研究チームが報告
◆ 「図書館戦争」総合サイトがリニューアルOPEN & アニメーション映画版正式タイトル決定
劇場版タイトルは「図書館戦争 革命のつばさ」。今夏公開予定です。
◆ 表現規制年表
◆ 関東各県の有害図書の具体的指定基準まとめ
◆ 過剰な規制の先にあるものは悲しき荒野しかない(鏡裕之氏/作家)
◆ アニメコンテンツエキスポ、出展内容を発表
<管理人から>
仕事の都合などで定期的な更新が難しくなる為に、しばらくの間は友人のフランドン君に管理を代行してもらいます。更新する前には必ず私がチェックしますし、ニュースへのコメントも続けていきますので、今後ともよろしくお願いします。
「児童の保護のための法律のはずであるが、現在は、変な性欲処罰法にまっしぐらの状況である。次は、非実在児童ポルノ禁止法か?」
◆ 2月14日にECPAT/ストップ子ども買春の会が院内集会を開催(山口貴士氏/弁護士)
「2/14 15:00~17:00 衆議院第一議員会館国際会議場にてエクパットが院内集会を開きます。キャサリン・スパーク氏が「世界基準」について話をするらしいので、創作物規制の話でも出るのでは?申し込み方法は写真参照」
◆ 「知的財産推進計画2012」の策定に向けた意見募集(2月6日〆切)への提出パブコメ
同人誌にも関わってくる問題です。詳しくは「(c)二次創作(パロディ)の権利処理ルールの明確化について」を参照して下さい。
◆ 『日本は1998年当時から児童ポルノ大国だった』とする説に対する疑問
◆ 「私の活動を批判するのは児童ポルノ愛好家」(産経新聞)
◆ 「児童ポルノ大国から来た男」の皮肉が契機に(産経新聞)
非実在青少年規制が盛り込まれた都条例草案を作った後藤啓二氏(ECPAT/ストップ子ども買春の会顧問)のインタビュー。今月中にも始まると言われている児童ポルノ禁止法改正案の審議で自民党・公明党案(非実在青少年規制あり)を支援する為の提灯記事ですね。後藤氏による児童ポルノの「定義」には漫画・アニメ・ゲームも含まれているのですが、記事ではただの一言も説明されていないのは何故でしょうか。
参照: 漫画・アニメ・ゲーム規制派の超危険人物・後藤啓二氏のまとめ
参照: ECPAT/ストップ子ども買春の会「漫画・アニメ・ゲームだけではなく小説や音声も法規制するべき」
◆ 『ミッキーマウスを殴り倒したゲーム作者「600万円で起訴」』はディズニーを騙る詐欺でした
◆ 李明博大統領によるゲーム規制言説
◆ 英タブロイド紙「ゲームは子供たちをゾンビに変える。危険!」コメントした男性「いや、そんなこと言ってないから」 捏造が発覚
「青環法」とは「青少年有害社会環境対策基本法案」の事です。自民党が10年前から成立させようとしているこの法案を一言で言えば「東京都青少年健全育成条例の全国ヴァージョン」。総理大臣が指定した公益法人「青少年有害社会環境対策センター」が漫画・アニメ・ゲーム・映画・小説などを調査し、青少年に悪影響を及ぼすと見なした作品の販売を規制するという非常に危険な内容です。
現在の政治状況でこの検閲法案が成立する可能性は極めて低いと思いますが、今後の動きを注視して下さい。
参照: 青少年有害社会環境対策基本法案・・・青少年に有害なものは作ったり売ったりしたらダメとの法案です
参照: 青少年有害社会環境対策基本法案の概要と主な問題点
参照: 反ヲタク国会議員リスト・・・中曽根弘文(自民党)
◆ 「漫画やアニメーション、コンピューターゲーム等は児童ポルノに含まれない」とする民主党の児童ポルノ禁止法改正案に反対する(ECPAT/ストップ子ども買春の会)
前回取り上げたECPAT/ストップ子ども買春の会による非実在青少年規制要望書(英語)の日本語訳が、多くの批判を受けて公開されました。カナダやスウェーデンのように非実在青少年規制を行い、BL漫画などを所持しているだけで逮捕される社会こそがECPATにとっての理想らしいです。
なおECPATが非実在青少年規制の根拠として挙げた国連人権理事会の勧告に法的拘束力はありません。また問題視されたのは漫画などではなく「実写と区別がつかないCG」です。
参照: 国連人権理事会、インターネット上の児童ポルノに関するレポート発表
参照: 国連人権理事会、日本政府に死刑廃止などを勧告(2008年)
◆ 1991年、コミケ幕張メッセ追放事件
「―――この事件を書いておかないと、毎回50万人を動員するコミケだって、過去に猥褻図画問題で一度は潰れかけている、だから「表現の自由」を謳いつつも、法に触れる可能性の高いものには規制をかけざる得なくなった…という事が伝わらない」
◆ 『都庁に指定図書閲覧しにいこうず・女子会』の感想(川原つばさ氏/BL作家)
◆ 「アニメコンテンツエキスポ(ACE)2012」ステージプログラム 第一弾発表!!
今月下旬に召集される通常国会で審議予定の児童ポルノ禁止法改正案で「非実在青少年規制を断行して欲しい」とキリスト教系規制派団体のECPAT/ストップ子ども買春の会が与野党に陳情したようです。
また実際に陳情を行ったECPAT運営委員(彼は極左系規制派団体のポルノ・買春問題研究会の関係者でもあります)が、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破に頓珍漢な批判を浴びせていますが、この人物は過去にも「CLANNADは性差別エロゲーだ」と主張して失笑を買った事があります。
参照: APPがCLANNADも攻撃対象に
それにしてもECPATは相変わらず狡い事をしていますね。フェイスブックを通じて英語のみで陳情の詳細を報告したのは、明らかに外圧を期待しての事でしょう。ECPATの政治活動は常に外圧がセットになっています。その「外圧」も海外の人脈を活用した自作自演だったケースが少なくありません。しかも外圧を仕掛ける際にデマを流す事もあるのだから呆れます。
例えば2005年にタイで開催された会議では、浜銀総研が発表した「萌え関連市場は888億円」という報告書を利用し、「メイド喫茶が児童ポルノ犯罪を助長している」「萌え関連市場で人気があるのは児童虐待漫画」とデタラメな説明をした事がありました。
参照: メイド喫茶が流行すると児童がセルフヌードをネットに投稿するようになるらしい
参照: ECPATはいかにしてユニセフをたらし込んだか
ECPATが漫画・アニメ・ゲームの法規制に固執する理由については様々な指摘がされています。ECPATの母体がメディア弾圧の片棒を担ぐという「伝統」を持った日本キリスト教婦人矯風会である事(第二次世界大戦前には当時の警視庁にあたる内務省と共に女性誌規制運動を展開)、パチンコなどの娯楽産業の利権を握っている警察庁生活安全局の元官僚が同団体をサポートしている事、中心スタッフに純潔主義のプロテスタントやセックスへイター(性憎悪者)のラディカルフェミニストがいる事、などです。ちなみにECPATは日本キリスト教婦人矯風会の「性・人権部」が管轄しているのですが、この部署は1985年まで「純潔部」と呼ばれていました。
参照: 矯風会による純潔教育要望書
いずれにせよ、ECPATはオタク文化にとって非常に危険な団体です。
◆ 野田改造内閣:法相に小川敏夫・民主党参院幹事長内定
法相に就任した小川氏は都条例や児童ポルノ禁止法改正案による非実在青少年規制に批判的な人物。2003年に行われた1度目の児童ポルノ禁止法改正の際には、規制反対派団体AMIが行った署名運動(児童保護に名を借りた創作物の規制反対に関する請願)に協力しています。
◆ 「女性リード型の描写が進むとホモセクシュアル的な傾向が出てきて、心理的にノーマルな性交渉が難しくなる」という偏見に満ちた議事録の存在が明らかに
◆ 【漫画規制】有害図書の審議で委員「女性リード型の描写が進むとホモ的な傾向が出てきて、心理的にノーマルな性交渉が難しくなるんです」
こ、これはひどい・・・。しかし他の自治体の青少年健全育成審議会でも似たり寄ったりな議論が行われているのが実情です。例えば昨年9月に行われた東京都の青少年健全育成審議会でもこんな差別発言がありました。
「青少年に与える影響としては男女より男と男のラブストーリーのほうが法律的にはよくない」「同性愛を奨励するのは法律的にどうなのか」
(2010年9月13日 第604回東京都青少年健全育成審議会議事録の4頁から)※注:PDF
こんな偏見に塗れた「健全な人々」が青少年の健全育成という大義名分を掲げながら漫画に有害図書という烙印を押しているのです。
◆ 宮崎県青少年健全育成審議会傑作選(有村悠氏/フリーライター)
「ぜひ皆さんも、各自治体の議事録から面白いものを発掘してみていただきたい。いや、不愉快極まりない内容だろうけどさ、たいていは。」
◆ 1955年『鉄腕アトム』は小学校の校庭で見せしめ的に焚書された/橋本健午『有害図書と青少年問題』
◆ 人から本を奪う者はどんな報いを受けるか/当世米国「禁書」目録
◆ 東京都青少年健全育成条例逐条説明書
『同人誌の販売は「個人の趣味」の範囲内と考え、本条例の対象となりませんが、同人誌ショップに卸すなどした場合は、自主規制の対象となります』
◆ 講演会:「表現の自由と知的財産権の衝突」
主催:うぐいすリボン
日時:2012年02月25日(土) 18:00~21:10
場所:文京シビックホール3階 会議室1・2
講師:白田秀彰氏 (法政大学社会学部准教授)
参加費:無料
<管理人より>
積極的に講演会を開催している規制反対派団体うぐいすリボンへ寄付をお願いします。
◆ コミックマーケット81(2011冬)3日目反省会レポート
◆ 東京都の不健全図書と行政不服審査法の関係における都の見解
◆ 「ふしぎ星のふたご姫」の同人がスウェーデンで危機一髪だったらしい件
参照: スウェーデンにおける表現の自由と児童ポルノについて
◆ 「アニメコンテンツエキスポ2012」出展社&出展作品の第1弾情報を発表
仕事の都合でなかなか更新出来ません。申し訳ないです(´・ω・`)
◆ 初心者向けの勉強会:これでできる!表現規制反対運動(コンテンツ文化研究会)
「12月18日(日)14:00より、杉並区の井草地域区民センター第二集会室で初心者向けの勉強会を開催します。表現規制問題に関心はあるけど、どういう風にしたらいいか分からないという方、是非ご参加ください」(コンテンツ文化研究会)
◆ うぐいすリボン浜松講演会(うぐいすリボン)
日時:2011年12月17日(土) 17時00分~20時00分
会場:アクトシティ浜松
「メディアの”自主規制”ソフトローの倫理を考える」
講師:原田伸一朗氏(静岡大学情報学部講師)
「メディア規制とガバナンス」
講師:赤尾晃一氏(静岡大学情報学部准教授)
「ミニパネル: 表現規制への問いかけ」
司会:河井孝仁氏 (東海大学文学部教授)
◆ 「アニメージュ1月号“2011年重大ニュース”にショートインタビューが掲載される予定です。テーマは都条例と過剰な自主規制についてです」(山口貴士氏/弁護士)
アニメージュ2012年1月号(12月10日発売)
◆ 劇場版「BLOOD-C The Last Dark」公式サイトオープン あれから1年後の東京が舞台
「東京、冬。青少年保護条例によって未成年の夜間外出やネットの利用は規制され、若者たちは自由を求めて水面下での戦いを続けていた。そのひとつにサーラットというチームがあった。彼らは、政財界に大きな影響力を持ち、事実上この東京を支配している七原文人に戦いを挑もうとしていた。ネットを武器に文人に関する情報を集める中、文人の背後にある秘密組織〈塔〉が人間を使った実験を行なっているという情報をつかむ」(あらすじより)
批判も多いTV版BLOOD-Cですが、私は録画していた9話~最終話の視聴後すぐにmixiで長々と称揚の日記を書いたぐらいハマリました。BLOOD-Cのような“キャンプ”感覚に溢れた作品には昔から目がありません。ジョン・ウォーターズ監督の映画とか好き過ぎて困る。
◆ 赤十字国際委員会「戦争ゲームは国際人道法違反!今後、各国政府に規制を要求していく」(はちま起稿)
「バーチャルな世界で体験する戦闘にも戦時のルールや規制は必要です」(赤十字国際委員会日本事務所)
赤十字、お前もか('A`)
◆ 赤十字の疑心暗鬼(兼光ダニエル真氏/翻訳家)
「ギャラガで人質になった友軍機を撃ち落すのも戦争犯罪か」「人の想像の自由を奪ってまでその理念を押し進めようとするのは、人を信用していないのに値する行為である」
◆ ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム『子どもの日常を取り巻く性被害~学校・ストリート・施設~』を聞きに行った感想(すちゃもく雑記)
ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム レポート一覧(すちゃもく雑記)
都条例改正案に関与したECPAT/ストップ子ども買春の会の運営委員と極左団体ポルノ・買春問題研究会の中心スタッフらによるイベントのレポートです(あのアグネス・チャン氏もビデオメッセージで登場)。呆れた事にAKB48の水着グラビアが載った少年サンデーをポルノと見なして糾弾しています(苦笑)。
司会者「少年サンデーはまるでポルノ雑誌と同じ。性の感覚はどうなっているんだ」
・・・・その感覚こそどうなっているのかと。
他にも「表現の自由より子供の人権擁護が大事」という発言が飛び出すなど(あのー、表現の自由も擁護されるべき基本的人権なんですけど・・・・)色々と酷いです。
漫画・アニメ・ゲームに規制の網をかける東京都青少年健全育成条例(2010年改正)とその雛形となった児童ポルノ禁止法改正案などの情報をお伝えしています。
現在の更新ペースは基本的に週1回。緊急性のある情報が出た場合は適時更新します。
http://mitb.bufsiz.jp/
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